出光興産創業家 昭和シェルと“統合反対”
石油元売り大手、出光興産の創業家が来年4月に予定している昭和シェル石油との経営統合に反対を表明した。
出光興産の大株主である創業家は28日の株主総会で、昭和シェル石油との経営統合に反対の意を示した。「国家・社会のため」を掲げイランと親しい出光と、サウジアラビアの企業など外資が大株主の昭和シェルとは企業体質が違うと主張している。
経営統合の承認には臨時の株主総会で3分の2以上の賛成が必要だが、創業家側は3分の1超の株を保有しており、統合は難航する可能性がでてきた。