日欧で株価下落 午後1ドル=百円台で推移
3日の東京株式市場で、日経平均株価は大きく値を下げた。終値は前日比308円34銭安の1万6083円11銭。
欧米の株式相場が軒並み値下がりしたことを受け、東京市場でも取引開始直後から多くの銘柄が売られた。特に、ヨーロッパで銀行の収益悪化が懸念され、株価が下落したため、日本でも銀行株などが大きく値下がりした。また、外国為替市場では欧米や日本の株価下落に伴い、比較的低リスクとされる円が買われており、午後に入ると1ドル=100円台で推移するなど、一層、円高傾向が強まった。このため、自動車など輸出関連株にも売り注文が膨らんだ。
東証1部の売買代金は概算で2兆4585億円、売買高は概算で22億4069万株。