創業家とトラブル 大戸屋、第三者委を発足
外食チェーンの大戸屋ホールディングスは、創業者の遺族とトラブルになっていることを受けて、問題解決に向けた第三者委員会を立ち上げた。
大戸屋では、創業者・三森久実氏が去年7月に亡くなって以降、経営側と創業者遺族との間で対立が続いていることから、問題の解決に向けて第三者委員会を発足させた。
第三者委員会の委員長に就任した郷原信郎弁護士は、2か月をメドに対立の経緯などを洗い出す考えを示した。創業者の遺族側にも調査への協力を求めているが、返事はまだきていないという。
遺族側は、大戸屋HDの株式18%超を保有。会社側の人事に反対していて、三森氏への退職慰労金の支払いについても不満を持っているとみられている。