三菱自燃費偽装 第三者委最終報告まとめる
三菱自動車の燃費偽装問題について第三者の委員会が最終報告をまとめた。背景として浮かび上がったのは過去の不祥事の後も改善されなかったずさんな企業体質だった。
第三者委員会は報告書の中で、偽装の背景に「風通しが悪い企業風土」があったことを挙げた。具体的には「下の者が上司に気兼ねして不都合なことを上に上げない」風潮や、経営陣が開発陣の能力や実情を把握せず、現場に任せきりで開発陣が「できない」と言えない風土があったとしている。
さらに社内アンケートなどで品質記録の改ざんなどが指摘されたものの、見逃されていたことなどが明らかになるなど、過去の不祥事後も改善しなかったずさんな企業体質を厳しく指摘した。