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シャープ、ホンハイ子会社に中国の審査完了

2016年8月12日 13:01
シャープ、ホンハイ子会社に中国の審査完了

 シャープは、台湾のホンハイ精密工業の傘下に入ることについて、中国当局による審査が完了したと発表した。日本の大手電機メーカーで初めて、外資の子会社となる。

 シャープをめぐっては、台湾のホンハイ精密工業が3888億円を出資し、議決権ベースで約66%の株式を持つ親会社となることが決まっていたが、中国当局の許可が予想よりずれこんでいた。

 中国当局の独占禁止法などに関する審査が完了し、ホンハイは12日にも出資金の払い込みを終える見込み。これにより、シャープはホンハイの戴正呉副総裁を社長に迎え、日本の大手電機メーカーとして初めて外資の子会社となる。

 中国市場に精通し、経営判断の速いホンハイとの提携で、シャープは液晶事業などを強化し、経営再建を目指したい考え。