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シャープ、ホンハイ子会社になったと発表

2016年8月12日 20:43
シャープ、ホンハイ子会社になったと発表

 シャープは12日、台湾のホンハイ精密工業の子会社となったことを発表した。日本の大手電機メーカーが外資の傘下に入ったのは初めてのこと。

 シャープをめぐっては、台湾のホンハイ精密工業が3888億円を出資し、議決権ベースで約66%の株式を持つことが決まっていたが、中国当局の独占禁止法などに関する審査が予想よりずれ込んでいた。

 中国当局の審査完了を受け、ホンハイによる資金を払い込みが完了し、シャープは12日午後、ホンハイの子会社となったことを公表した。ホンハイの戴正呉副総裁を社長に迎え、台湾メーカーの子会社として、経営を立て直す。

 世界で初めてカメラ付き携帯を生み出すなど、日本の技術力を世界に示してきたシャープだが日本の大手電機メーカーが外資の傘下に入るのは、初めて。