アイリスオーヤマ社長、逆転の経営術5/5
アイリスオーヤマ代表取締役社長・大山健太郎氏に聞く「飛躍のアルゴリズム」。最後のキーワードは「需要創造」。大山氏が語る“飛躍のアルゴリズム”とは――
■「需要創造」
――これはどういう意味が込められているでしょうか。
市場経済というのは常に競争です。ですから、既存にある商品ではどうしても価格競争優先になりますが、新しい潜在的なニーズを顕在化することによって、消費者の皆さんにも満足いただけるし、また開発した我々も利潤を得ることができるのです。私はまだ日本にはたくさんの“需要創造”するビジネスチャンスがたくさん転がっていると思っております。
――最初に年間1000点とおっしゃっていましたが、今これはいけるんじゃないかなというようなヒット商品になりそうな物はありますか?
ボリューム的にいいますとやはり、家電マーケットは大きいですね。ですから当社は、よりこの「なるほど家電」という形で、どんどんと新しい家電製品を世に送り出していきたいと考えております。