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訴訟から医療の現場まで…AIで変えた男5

2016年10月20日 16:32
訴訟から医療の現場まで…AIで変えた男5

 株式会社FRONTEO・守本正宏社長に聞く「飛躍のアルゴリズム」。最後のキーワードは「熱意・執念・感動」。守本氏が語る“飛躍のアルゴリズム”とは――


■課題を解決するためのサイクル

 ――この言葉には、どのような意味が込められているんでしょうか?

 様々な課題を解決していく、プロジェクトしていくということに、やっぱり“熱意”―エネルギーが必要なんです。ただ、最初の一過性のものではあまり意味がなくて、高い志を持てば持つほど困難が出てくる。その困難を解決していくのは“執念”になります。この“執念”によって乗り越えて、はじめて達成したときの感動があって、それが人に伝わる。さらに、それが次の“熱意”に伝わる。

 「熱意・執念・感動」のサイクルを持つということが、様々な課題を解決するために最も重要なことだと私は考えております。


■守本氏の与えたい“感動”

――いま守本さんは、“熱意・執念”で周囲にどのような“感動”を与えたいと思ってらっしゃいますか。

 今まで様々な状況で平等じゃなかった部分があるんですね。データがいっぱいできたことによって、なんとなく全てが便利になったように思うんですけども、結果的に正しい情報が皆さんに行き渡ってないことで格差が生まれている部分があります。

 そこを解消していって、少なくとも皆さんが対等なところで生活ができたり、仕事ができたり、体の健康を維持できたりということによって、豊かな生活ができるようにと私は思っています。そこで“感動”を与えられれば、私にとっても“感動”になると思います。

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