今年1月の貿易収支 5か月ぶり赤字
今年1月の貿易収支は5か月ぶりの赤字となった。
財務省が公表した貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた今年1月の貿易収支は1兆869億円と5か月ぶりの赤字になった。これは、中国が石炭の供給を抑制する政策をとった結果、世界的にエネルギー価格が上昇し、日本でも原油や石炭の輸入額が増えたことが要因。「輸入」の増加は25か月ぶりのこと。
アメリカに対しての貿易は自動車や半導体が落ち込み「輸出」が2か月ぶりの減少となった。一方、シェールガスを使った液化天然ガスが初めて日本に入ってきたことから「輸入」が増えた。ただ、アメリカに対する黒字は、3993億円とトランプ大統領が批判する日本の黒字の構造は変わっていない。