4月景気判断「緩やかに回復」財務局長会議
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財務省は26日、全国の財務局長が経済情勢を報告する会議を開き、4月の景気の判断を「緩やかに回復している」と7四半期連続で据え置いた。
杉久武財務政務官「経済の好循環が生まれてきております」
4月の景気判断は、全国の11の地域のうち九州財務局が熊本地震からの復旧需要を背景に消費が回復しつつあるとして上向きに引き上げた。全国では車やコンビニの販売が堅調で、個人消費に持ち直しの動きがみられると分析した。
麻生財務相のあいさつを代読した杉政務官は、「賃金の引き上げ率は3年連続で今世紀最高水準になっている」と述べて、景気の回復に向けて賃金の上昇が重要だと強調した。