“もやし”1円で販売 独禁法違反で警告へ
愛知県内のスーパー2社がもやしなどの野菜を1円で売ったのは独占禁止法に違反するおそれがあるとして公正取引委員会は店側に警告する方針を固めた。
問題となっているのは、愛知県などでスーパーを展開するカネスエ商事とワイストア。
両社は、5月中旬ごろ、犬山市内のそれぞれの店舗で、もやしや大根、キャベツなどの野菜6品目ほどを1円で販売したという。
関係者によると、カネスエの店舗のそばにワイストアが新規出店して価格競争が厳しくなり、ついに1円まで値下げしたという。1円での販売は公正取引委員会が調査に入るまで一週間ほど続いたという。
公正取引委員会は行き過ぎた安売りは、公正で自由な競争を妨げる独占禁止法違反にあたるおそれがあるとして来週にも警告する方針。