大手企業136社の今年の賃上げ、アップ率3.99% 1993年以来、30年ぶりの高水準
大手企業130社余りを対象にした賃上げ調査の最終集計結果が発表され、アップ率は3.99%で30年ぶりの高水準となりました。
経団連が行った2023年春の賃上げ調査の最終集計結果によると、大手企業136社の今年の賃上げは、基本給の引き上げ額が平均で1万3362円、アップ率は3.99%となりました。アップ率は1993年以来、30年ぶりの高水準となります。
経団連は、大幅な物価上昇や人材の確保や定着を意識して、企業が賃上げを行ったのではないかと分析しています。
また、業種別に見ると「機械金属」業や「造船」業で5%を超える高いアップ率となりました。
経団連は「賃金引き上げの機運が醸成されたので、来年もつながっていくよう、引き続き呼びかけていく」としています。