公正取引委 第四銀行と北越銀行の統合承認
公正取引委員会は、新潟県の大手地銀の第四銀行と北越銀行が予定している経営統合について、独占禁止法上問題ないとして承認したことを発表した。
第四銀行と北越銀行は、新潟県内での貸出金のシェアが両行あわせて5割程度あり、統合すれば金融機関の間の競争が減って借り入れ企業が不利になるとの懸念が出ていた。
このため公正取引委員会が借り入れ企業にアンケートを行うなど審査を行った結果、十分に競合する金融機関があり独占禁止法上問題ないとして経営統合を承認したことを発表した。
両行は当初、来年4月の経営統合を目指していたが公正取引委員会の審査が長引いたことから半年延期していた。
今回の承認を受け、来年10月に統合することを明らかにした。