デザインの勝利?実は…トイレットペーパー
街で見かけたのは…“ラジカセを担いだお兄さん”ではなく、実はマツモトキヨシが売り出した“ラジカセ風のトイレットペーパー”なんです。他にも買い物袋、筋肉隆々のマッチョ、すやすやと眠る赤ちゃん…これら全てがトイレットペーパーのデザインです。
ちょっと変わったこのデザイン、実は世界的に権威のあるパッケージデザイン賞「ペントアワード」で最高のプラチナ賞に輝くなど、いくつもの有名な広告賞を受賞していたんです。一体なぜこんなデザインにしたのでしょうか?
「(トイレットペーパーを)持って帰るのが恥ずかしいんじゃないかって考えました。だったら持ち運んでも楽しいっていうデザインにしてしまおうと」(マツモトキヨシ ホールディングス 営業統括本部・乙幡さん)
そのため、通常あるはずの商品名や説明は、極力排除してデザインを重視。商品説明はあくまで小さく、“買い物ウキウキ”の文字も。そして、よく見ると斜めのラインに気づきます。実はこれ――
「我々はこれを“マツキヨスラッシュ”と呼んでます」(乙幡さん)
じつはマツモトキヨシのロゴは垂直方向から19度傾いているんです。この斜めのラインをマツキヨスラッシュと呼び、オリジナルブランド商品やロゴにデザインされていました。
「(マツキヨスラッシュは)右肩上がりですので、この勢いで店舗数も売り上げもボーンと上がってって欲しいなって」(乙幡さん)
現在、店頭に並んでいるのは2種類のみですが、マツキヨスラッシュのおかげなのか売れ行きは右肩上がりだそうです
【the SOCIAL trendより】