全日本車を“電動車”へ…2050年までに
将来の自動車産業について検討している政府の会議は、2050年までに日本を含む世界で販売する日本車をすべて“電動車”にするとの報告をまとめた。
これは、自動車メーカーのトップらが参加する会議がまとめたもの。報告では、世界で販売する日本車について、排出する温室効果ガスを1台当たり平均で8割程度削減することを目指すとしていて、2050年までの目標として電気自動車やハイブリッド車などすべて“電動車”にすることを想定している。
そのための取り組みとして、今後、急速充電に優れた電池のコストを3分の1にして電動車の価格の引き下げを狙う。また、電池の再利用の仕組みを確立し、電動中古車が高く下取りされることを目指している。今年度中には、こうした技術開発の工程表を作成する予定。