保険金の不正請求で問題になっているビッグモーターが、全社員向けに、会社や経営陣への信頼や社内でのハラスメントについて、アンケートを行っていることがわかりました。

日本テレビが入手したアンケートは、「従業員の意識調査」「ハラスメントに関するアンケート調査」の2種類です。対象は現役の全社員で、1日に届いたといいます。

「従業員の意識調査」では、回答者の部署や勤続年数を確認した上で無記名とし、会社や経営者への信頼や、兼重宏行前社長や息子の宏一前副社長の経営手法をどう感じていたかなどを尋ねています。

また、一連の不祥事は何が原因だと考えるか、今後、ビッグモーターはどのようにしていくべきか、なども設問にあります。

一方、「ハラスメントに関するアンケート調査」では、匿名や可能な範囲のみの回答も可とした上で、回答者が最近3年間でパワハラやセクハラなどを体験したり、見聞きしたりしたかどうか、いつ、誰が、どんなハラスメントを行ったか、などを尋ねています。

また、社内の職場環境について当てはまるかどうかを尋ねた設問では、「目標が達成できない時のペナルティーが大きい」「上司に対して、意見や反論は言えない雰囲気だ」などの回答項目が含まれています。

ビッグモーターは、今月10日を回答期限としています。