「楽天銀行」が東京証券取引所に株式上場へ
楽天グループ傘下の「楽天銀行」は、来月、東京証券取引所に株式を上場すると発表しました。
楽天グループ傘下でネット銀行大手の楽天銀行は22日、東京証券取引所から最上位の「プライム市場」に上場する承認を受けたと発表しました。
来月21日に上場する予定です。
楽天銀行は、ネット銀行として国内最大級の1300万を超える口座数を持ち、預金残高は8兆8000億円を超えています。
上場について楽天銀行は、「アメリカの相次ぐ銀行の経営破綻などの状況も見た上でこのタイミングが適切だと判断した」としています。
楽天グループをめぐっては、契約者拡大や通信網整備などで携帯電話事業への先行投資がかさみ、去年1年間の決算は過去最大の赤字でした。
今回の上場では、楽天グループが保有する楽天銀行の株式の売り出しと新株式の発行が予定されていて、楽天グループとして「財務基盤の強化を図る目的もある」としています。