スバル ブレーキなどでも検査で不正
スバルは、これまで判明していた燃費や排ガスの検査データの改ざんのほかにも、ブレーキやスピードメーターなど、ほかの項目の検査でも新たな不正があったと発表した。新たな不正は、外部の専門家チームの調査によって判明したもの。
報告書によると、燃費や排ガスの抜き取り検査で、新たに300台の測定結果の書き換えを行ったことが判明したほか、ブレーキ検査やスピードメーターなどのほかの項目の検査でも、国の基準とは異なる条件で検査を行うなど不正行為があったという。
スバルは、安全性には問題ないとしているが、今後、国土交通省とも相談して、リコールするかなどを含め、対応を検討するとしている。
一方、ドイツの自動車メーカー・アウディでも、不正な検査を行っていたことが分かった。
社内調査の結果、不正が見つかったのは2014年7月から2018年7月の間にドイツの工場で日本向けに製造された車両。
燃費や排ガスの抜き取り検査で、国土交通省が定めた条件を満たしていないにもかかわらず、有効なデータとして記録していた。
輸入車で検査データの不正が発覚するのは初めてとなる。