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日銀が緩和策維持“物価上昇率”は下方修正

2019年1月23日 21:56
日銀が緩和策維持“物価上昇率”は下方修正

日銀は、23日の金融政策決定会合で、現在の金融緩和策を維持することを決めた一方、2019年度の物価上昇率の見通しについて大きく下方修正した。

日銀・黒田総裁「日本銀行は2%の物価安定の目標の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、長短金利操作付き量的質的金融緩和を継続します」

日銀は23日に開いた金融政策決定会合で短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度とするなどの大規模な金融緩和策を維持することを賛成多数で決めた。

一方、年4回発表される経済・物価情勢の展望では2019年度の物価上昇率の見通しをこれまでの1.4%から0.9%に大きく引き下げた。

これは原油価格の下落が主な要因としているが、会見で黒田総裁は、下落は一時的で「中長期的には目標の2%に向けて徐々に上昇率を高めていく」とこれまでの強気の姿勢を崩さなかった。

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