JR東日本が31日から東京駅に導入する新たなロッカー「マルチエキューブ」。一見、普通のロッカーに見えますが、これまでのように手荷物を預けるだけではなく、“1台で複数の機能を持つロッカー”です。

まずは、従来通りの「荷物の預かり」。これまでは空いているロッカーを探して預けていましたが、このロッカーではネットで「事前予約」が可能に。さらに、宅配便やネット通販で購入した商品の受取場所をこのロッカーに指定すれば、仕事や外出の帰りなどに受け取ることもできます。（※11月上旬、JREモールの一部商品から順次拡大）

さらに、荷物の発送もロッカーからできるようにする予定です。専用サイトで手続きして、伝票を貼って荷物を入れると、運送業者がロッカーに集荷に来るという流れです。（※来年度開始目指す）

この多機能ロッカーは、人手不足などから物流停滞が懸念される「2024年問題」が迫る中、運送業者の負担となる再配達を削減しつつ、利用者の利便性アップも狙います。

このロッカーは12月末までに首都圏の9駅に、来年3月末までには90駅に設置される予定です。