ボンベ使わず海中遊覧…サービス開始へ準備
シュノーケルを使ったり重たい空気ボンベを背負ったりせずに、海中の景色を楽しむ…そんなレジャーが現実のものになりそうだ。
新しい海中遊覧サービスの実現を目指しているのはベンチャー企業の「オーシャンスパイラル」で、旅行会社のJTBなど6社と提携して、サービス開始に向け本格的な準備に入ると発表した。
海中遊覧には、「シーバルーン」と呼ばれる球体状の潜水装置が使われる。定員は5人で、透明なアクリルでできているため360度好きな方向の海の景色を眺めることができる。
この潜水装置は母船からつり下げられる形で水深100メートルまで潜ることができ、30分ほど海中遊覧を楽しめる。潜水中もインターネットが使え、海中から動画配信をすることもできる。
サービスの提供を目指している「オーシャンスパイラル」によると3人で利用した場合、母船のクルーズ3時間と「シーバルーン」での潜水30分を併せて1人400ドルくらいの料金設定を検討しているという。
9月から、アメリカの潜水艇製造会社と共同で製造を始め、早ければ再来年の4月にも国内および海外でサービスを開始する予定だという。