ガソリン高騰 政府の“補助”開始も…店頭価格は?
ガソリンの価格上昇を抑えるため、政府の補助が始まりました。「卸売価格」を下げることで、ガソリンスタンドでの「小売価格」の上昇を抑えるのが狙いです。その効果は現れているのでしょうか?
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ガソリンが高騰するなか、26日までレギュラーガソリンを166円で販売していた東京・世田谷区にあるガソリンスタンドでは、27日、2円値引きされ、164円で販売していました。
給油にきていたドライバーは――
給油に来ていた客
「きょう入れようかなと思ったのも、安くなってるから。(2円は)大きいですよ。私、よく乗るので」
2円安くなったワケは、価格高騰を抑える政府の対応。今回の措置は、政府が1リットルあたり最大5円を補助することで、価格を抑えるというもの。
今月24日時点で、レギュラーガソリンの全国平均価格が170.2円となったことから、今回は石油元売り会社に対し3.4円補助します。「卸売価格」を下げることで、ガソリンスタンドでの「小売価格」の上昇を抑えるのが狙いです。
シンエネ八幡山SS 佐藤大所長
「値上がりしている部分もあるので、実際、1円ぐらいしか仕入れ価格も下がっていないので、(援助の額を)そのまま店頭の価格に反映できないのが、ちょっと歯がゆいですけども」
石油情報センターは、政府の補助金の効果で来週の店頭価格は横ばいと予想していますが、高止まりの状況は依然、続く見通しだということです。