トヨタ自動車の昨年度の営業利益が5兆円を超えました。日本企業として初めてです。

トヨタは8日、昨年度の決算を発表し、営業利益が初めて5兆円を超え、5兆3529億円となりました。営業利益が5兆円を超えるのは、日本企業で初めてです。

売上高も、過去最高だった前の年を上回りおよそ45兆円となりました。半導体不足の解消や海外での好調なハイブリッド車の販売、さらに円安も追い風となりました。

トヨタの佐藤社長は「積み上げてきた事業基盤が実を結んだ結果」と強調しました。

一方、ダイハツや豊田自動織機の認証不正問題が影響し、昨年度の日本での販売台数は、前年に比べ減少しました。

佐藤社長は「グループ各社の不正問題に正面から向き合い足場固めに取り組む」と強調し、今年度は、従業員の働き方の改善などに3800億円を投じるとしています。