抹茶ブーム何度目?意外な組み合わせが続々
今、外国人観光客が増え、抹茶が注目されているんです。とはいえ…なんとなく、毎年毎年“抹茶ブーム”と言っている気も?でも最近は、もっと気軽に抹茶を楽しんでもらいたいと工夫を凝らした店が続々と登場しているんです!
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まずやってきたのは、東京・神楽坂駅の目の前、今年の3月にオープンした店「AKOMEYA TOKYO in la kagu(uの上に-)」。全国からえりすぐりの食にまつわる品物をそろえたセレクトショップで、驚きの抹茶ドリンクを発見!
モモ「えっ底が赤いです!赤いの何ですか?」
店長「クランベリーです」
モモ「クランベリー!?初めて見ました。こんなの」
抹茶に、クランベリーとジンジャーエールを掛け合わせた、斬新な飲み物!よーく混ぜてからいただきます。
――どんな味なの?
モモ「ん!初めて飲んだ味!クランベリーの酸味とショウガの辛さが、より抹茶のうま味を引き立てていて、合うのかなと思ったけど、バッチリ合います!夏にぴったりの爽やかな味!」
使用する抹茶は、日本でも有数の“高級なお茶”の産地、福岡県の八女(やめ)産。
抹茶といえば静岡や京都のイメージですが、九州にもおいしい抹茶があることを知ってもらいたいと開発したそうです。
お次は西荻窪で発見!
モモ「え!ここ!?おしゃれなステキなカフェです」
実はここ、コーヒーショップに勤めて13年のバリスタ・藤岡さんと日本茶専門店で勤めていた小山さんの2人で経営する店「サテン ジャパニーズティー」。
目の前で抹茶をたててくれるのですが…
モモ「えっ!そのカップに!?」
なんと、エスプレッソ用のカップに抹茶が!
小山「お待たせしました、抹茶のショートです」
モモ「抹茶のショート!初めて見ました」
通常の抹茶に比べ、あえて湯量を少なめにすることで抹茶そのものの味をギュッと凝縮させた一杯。
モモ「ん!?濃い!飲む瞬間に香りがふわっと抜けて、飲むと本当に喉の奥まで抹茶の・・・これが本来の苦味なんですね」
小山「コーヒーのような感覚で(抹茶を)楽しんでもらえたらと思って」
朝の目覚めには、コーヒーもいいけど抹茶もあり!まろやかな口当たりのロングもありますよ。
お次は、東京・北区、十条銀座商店街の一角、昭和22年創業の昔ながらの甘味処(どころ)「だるまや餅菓子店」で発見。
モモ「抹茶のかき氷だけでこんなにメニューがたくさんありますよ!」
その数なんと、18種類!
モモ「何が違うんですか?」
女将(おかみ)「抹茶の違い」
抹茶にこだわるあまり、気づけば抹茶のグレードが5段階も増えてしまったそう…って、素人目には違いがわかりませんが、段階が上がるに従って、うま味と甘味が濃厚になるそうです。
店おすすめは、苦味と甘味、うま味のバランスがいいという福岡の八女抹茶。素材そのものを楽しんでほしいと、シロップなどの甘味は一切なし。あずきと抹茶だけのシンプルなかき氷ですが、これが、すごかったんです。
モモ「ん!抹茶のうま味が濃いです!こんな抹茶のかき氷、私初めて食べました!」
まるで、たてた抹茶そのものを味わっているようで…抹茶、奥が深いです。
<取材した店舗>
■AKOMEYA TOKYO in la kagu(uの上に-)
住所:新宿区矢来町67
電話:5946-8241
営業:11:00~20:30
08:00~22:00
(施設内・AKOMEYA茶屋)
※紹介したメニューはAKOMEYA茶屋で取り扱い
定休:なし
【紹介した商品】
・抹茶ジンジャーエール 480円(税込み)
■サテン ジャパニーズティー
住所:杉並区松庵3-25-9
電話:6754-8866
営業:10:00~21:00(火~木土日)
10:00~23:00(金)
定休:月
【紹介した商品】
・抹茶ショート 400円(税込み)
・抹茶ロング 480円(税込み)
・抹茶ビール 900円(税込み)
■だるまや餅菓子店
住所:北区十条仲原1-3-6
電話:3908-6644
営業:10:00~19:00
(店内飲食11:00~18:30)
定休:火(7・8月は不定休)
【紹介した商品】
・特選八女金時 1480円(税込み)