健全な体制確立を…日産の新取締役会に聞く
ゴーン被告の逮捕で経営トップの不正という前代未聞の事態となった日産。ガバナンス強化を最重視する経営体制の変革を行い、その新たな取締役会のメンバーが取材に応じた。
日産は、前会長であるゴーン被告の逮捕後、6月の株主総会で経営の新体制を決議した。社外取締役会で議長に就任したJXTGホールディングスの木村康氏は、「健全な統治体制の確立のため、取締役会の活性化に努めたい」とした上で、こう述べた。
社外取締役会・木村康議長「当社は、このタイミングはピンチだと言われていますけれども、これをチャンスだと捉えるべきだと思っていますし、後々あの時は日産が生き返るチャンスだったと言われるような時期にしていきたい」
また、豊田社外取締役は西川社長の後任選びについて、「選定のプロセスを可能な限り早く始めることが重要である」とし、新設された指名委員会で、議論を進めていく方針を示した。