ワタベウェディング経営難 再建手続きへ
ブライダル業界大手のワタベウェディングが経営難に陥り、金融機関の支援を得て、再建を目指す手続きに入る見通しであることがわかりました。
コロナ禍で業績不振のワタベウェディングが倒産を避け、金融機関などの支援を得て、経営を立て直す方針であることがわかりました。ワタベウェディングによりますと、新型コロナウイルスの感染拡大で海外のリゾートで行う結婚式の中止や延期が相次ぎ、業績に大きなダメージを受けたということです。
去年は、全社員の18%にあたる126人の希望退職を実施し、営業拠点など30か所を閉鎖しました。年末の時点でおよそ8億円の債務超過に陥っています。
ワタベウェディングは、目黒・雅叙園やメルパルクホールといった大きな式場を子会社に持つブライダル業界3位の大手で、ハワイでのリゾート婚ビジネスをいち早く始めるなど、海外での結婚式を主力としていました。