経団連の中西会長は３か月ぶりに病気療養から職務に復帰した。世界経済が不安定となる中、政府と経済界が一体となって世界でリーダーシップを発揮していくべきと意欲を示した。

中西会長「日本への期待感が、また高まっているのかなと思いますし、従来以上に政治と経済が一体となって、国際社会におけるリーダーシップを発揮していく」

経団連の中西宏明会長は３か月半ぶりに病気療養から復帰した。中西会長は、米中貿易摩擦やイギリスのブレグジットを巡る問題など、世界経済が不安定な中で、日本は経済成長をしっかり進めていかなくてはいけないと意気込みを示した。その上で、経済を堅調にするためにも、デジタル化の取り組みへの尽力を続ける意向を示した。

また、財政再建については、経済界として、政府にまだまだ不満があると述べ、１１日に成立する新しい内閣には、財政再建を着実に進めていくことを求めた。

中西会長は先週退院したが、今後も治療を続けながら、経済界として財政再建、デジタル化、エネルギー改革の推進を中心に取り組んでいく方針。