日商会頭“中止の代替案も企業の責任”新型
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で相次いでイベントが中止となっていることを受けて、日本商工会議所の三村明夫会頭は、中止の際には代替案を示すのも企業の責任だとの考えを示した。
日商の三村会頭は、相次ぐイベントの中止を受けて、行き過ぎた自粛ムードの広がりは通常の生活や消費にマイナスの影響を与える、と懸念を示した。
また、大規模な就活イベント「リクナビ」の合同企業説明会が1か月間、中止となることについて、“影響は大きく、主催側は代替案を示す姿勢が必要だ”との考えを示した。
三村明夫会頭「これは明らかに不要不急の事業ではない。特に就職期においては、絶対必要なマッチングですよ。マッチング機能を補完するようなことも合わせて考えるようなことで中止を決断するという態度が、私は必要だと思います」
三村会頭は、大企業による採用活動が遅れれば、通常、そのあとに続く中小企業にも影響し、「人手不足に悩む中小企業にとって良いことではない」と懸念を示した。