あす以降に値上げ続々 「加工食品」4割以上占め…電気やガスも
原材料やエネルギーの高騰を受け、6月1日以降も食品をはじめ電気代やガス代などさまざまなものが値上がりします。
帝国データバンクによりますと、6月以降に値上げが予定されている食品は3615品目に上ります。今年に入りすでに値上げしたものも含めると8000品目を超え、平均値上げ率は12%になる見通しです。
最も多いのは即席めんや冷凍食品などの「加工食品」で、4割以上を占めます。マヨネーズや香辛料などの「調味料」が20%、ビールや発泡酒などの「酒類・飲料」は14%となっています。
また、電気やガスの料金も引き上げられます。東京電力では平均的な使用量の家庭で60円ほどの値上がりで、大手都市ガス各社は10か月連続で全社そろっての値上げとなります。どちらも7月にさらに上がります。
これらは原材料やエネルギーの価格上昇を受けたもので、賃金の上昇がみられない中、家計を圧迫しそうです。
また日本航空、全日空は国際線の「燃油サーチャージ」を6月1日の発券分から引き上げます。このうち北米やヨーロッパ、中東、オセアニアに向かう便はこれまでより8割以上上がり、日本航空が3万6800円に、全日空は3万7400円になります。