フジテレビ会長と社長が辞任発表 会見に日枝相談役の出席なし…嘉納会長「日々の業務は私と港社長とで決めていた」
中居正広さんの女性トラブルをめぐる一連の問題で、フジテレビの嘉納会長と港社長らによる会見で、こうした事態を招いた責任をとるとして自身と港社長が辞任することを明らかにしました。
フジ・メディアHD フジテレビ 嘉納修治会長
「皆様方に多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを、心よりおわび申し上げます。申し訳ございませんでした」
会見冒頭、フジテレビの嘉納会長はこのように述べ、こうした事態を招いた責任をとるとして自身と港社長が辞任することを明らかにしました。
また港社長は、トラブルに遭った女性について、「当事者の女性に対し、心からおわび申し上げたいと思います」と謝罪しました。
女性トラブルへのフジテレビ社員の関与については、社員への聞き取りや提出を受けたスマートフォンのショートメッセージやLINEなどの履歴を確認した結果、関与をうかがわせるものはなかったとしたほか、中居さんへの複数回の聞き取りの結果、「社員はその食事会に関わっていない」と話したことから、改めて関与を否定しました。
一方で、食事会の前の5月に女性が社員に声をかけられ、中居さん宅で行われたバーベキューに参加したことが確認されているなどとして、最終的には第三者委員会の評価にゆだねたいとしました。
また港氏は、中居さんと女性とのトラブルについて、「コンプライアンス推進室とは共有していなかった」とも明らかにしています。
一方、フジテレビの労働組合が会見への出席を要求していた日枝相談役が出席していないことについて、嘉納会長は「日々の業務は私と港社長とで決めていた。日枝相談役は業務執行はしないので、業務の範囲内である会見には出席していない」と説明しました。