中小企業8割 新卒の採用活動に中断や遅れ
東京商工会議所の調査の結果、中小企業のおよそ8割で新卒の採用活動に中断や遅れなどの影響が出ていることがわかりました。
これは、東京商工会議所がおこなった会員企業への調査でわかったもので、83.8%の中小企業が新卒の採用活動で中断や遅れなどの影響が生じていると回答しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた自粛の影響で合同会社説明会などが中止となり、企業が学生と直接会うなどの接点を持ちづらくなっていることなどが原因です。
履歴書の受け付け開始時期については、3割近い中小企業が8月以降に遅らせるとしています。ただ、慢性的な人手不足で採用意欲は衰えておらず、8割以上の中小企業がすでにウェブ面接を導入したり、導入に向けた検討をしていると回答しました。
また、自粛の影響で例年のように企業が学校のキャリアセンターを訪問することなどもできなくなっているため多くの企業からは「求人票の提出や会社説明会について、学校と情報交換をしたい」という声があがっています。