飲食業界 営業自粛の緩和に向けた動き
緊急事態宣言が首都圏などでも解除されることに伴い、飲食業界では、営業自粛の緩和に向けた動きが始まりました。
回転寿司チェーンのくら寿司では、現在、東京、神奈川で午後8時までとしている営業時間を、26日以降、順次、午後10時までに延長する予定です。すでに客席の改修などの感染対策を行っていて、店員のシフトが整えば、営業時間を延長していきます。
くら寿司広報部・辻明宏マネジャー「(テイクアウトサービスなど)苦しい中でうまれたものを、プラスに捉えられるような形で進めていければいいなと思います」
また、居酒屋チェーンの「串カツ田中」でも、同様に、自治体のガイドラインに沿って、営業時間を延長していく方針です。
一方、大手居酒屋チェーンのワタミグループでは、午後8時までの時短営業をしているフランチャイズ店については、営業時間を午後10時まで延長する方針です。安倍総理の会見を聞いていた会長の渡辺美樹氏は─。
ワタミグループCEO・渡辺美樹会長「ここからが本当のスタートだなというふうに思います。何とか(店に)来ていただくきっかけをつくることが大事だと思います」
ワタミグループでは、現在、休業している直営店のうち6割ほどを来月1日から営業再開させる予定です。
そのほか、「鳥貴族」では、現在、首都圏の大半の店舗が休業していますが、今後、営業を再開する準備を進めるということです。