政府は、新型コロナウイルスの専門家らを交えた分科会を開き、８月１日に予定していたイベントの人数制限緩和を延期することを決めました。

西村経済再生相「大規模イベントの開催のあり方について、８月以降は５０００人という上限を撤廃するという目安を示してきたところでありますけれど、足元の感染状況を踏まえて慎重に考えるべきとのご意見をいただいたところです」

西村経済再生相は会見でこう述べ、大規模イベントの開催について上限人数５０００人という今の制限を、いったん８月末まで維持するとしました。

また、感染状況について西村経済再生相は、新規感染者数は感染を確認した日ではなく、発症日別のデータが重要だとした上で「爆発的な感染拡大には至っていないが、感染が徐々に拡大している」と警戒感を示しました。

このほか、有効なワクチンができた際の接種の枠組みや、接種する対象の優先順位の考え方についても議論されたということです。