「空飛ぶクルマ」人を乗せて試験飛行
ドローンを大きくしたような「空飛ぶクルマ」に、実際に人を乗せた試験飛行が行われました。
この「空飛ぶクルマ」は、ドローンを大きくしたような形で、中央部分には人が乗ることができるスペースが設けられています。
現在は、試験飛行の段階ですが、操縦は自動運転で、時速100キロで飛ぶことができるということです。
世界で空飛ぶクルマの開発競争が進む中、このベンチャー企業は、土地が狭い日本での使いやすさを考えて、大きさを長さ・幅ともに4メートルに抑えて、自動車2台分の駐車スペースで離着陸できるようにしました。
今回発表された機体は1人乗りですが、今後、2人乗りの機体を開発して、機体を操作するオペレーター以外に客も乗せられるようにして、2023年度に空飛ぶタクシーとして実用化することを目指しているということです。
「空飛ぶクルマ」をめぐっては、官民が一体となった協議会が開かれるなど、国も開発を後押しするとともに、法律の整備も進めていて、早期の実用化が期待されています。