ビールメーカー大手4社とも増益 円安で海外販売好調、値上げ影響
ビールメーカー大手の去年1月から12月までの決算が出そろいました。円安で海外販売が好調だったことや値上げの影響で、各社とも増益となりました。
ビールメーカー大手4社が15日までに発表した去年1月から12月までの決算は、いずれのグループも売上収益が増加していました。
「サントリーホールディングス」は前の年と比べ16.1%増となる2兆9701億円、「アサヒグループホールディングス」は12.3%増となる2兆5111億円でいずれも過去最高です。また、「キリンホールディングス」は9.2%増となる1兆9895億円、「サッポロホールディングス」も9.4%増の4784億円で、4グループすべてが増益となりました。
ウクライナ侵攻など海外情勢が悪化した影響で原材料費や物流費などコストが増加したものの、円安により海外でのウイスキーやビールなど酒類の販売が好調だったのに加え、値上げによって単価が上がったことが増益につながったとしています。