サントリーHDが5年ぶり“ベア”実施へ アサヒやキリンなど各社も賃上げ検討
サントリーホールディングスが、来年の春闘で社員一人あたり平均6%の賃上げを行う方向で検討に入りました。
サントリーホールディングスは、基本給の底上げである「ベア=ベースアップ」を5年ぶりに実施する方針です。定期昇給も含め、平均で6%の賃上げを行う方向で、労働組合と交渉し、来年3月中旬にも結論を出します。
新浪社長は賃上げの理由について「過去類を見ない物価上昇という厳しい状況に対応するだけでなく、やりがいをもって働いてほしい」としています。
来年の春闘をめぐっては、物価が上昇する中で、どれだけ企業が賃上げを実施し、消費の抑制を防げるかが注目されています。アサヒビールはベアを含む5%程度の賃上げを検討中。キリンホールディングスやサッポロビールもベアを検討しています。