財務省 為替介入額6兆3499億円と発表
財務省は31日、政府・日銀が10月に実施した為替介入額について6兆3499億円だったと発表しました。
財務省が公表した資料にによりますと、9月29日から10月27日まで政府・日銀が為替介入に使った資金の総額は6兆3499億円だったということです。
1か月の円買いドル売りの為替介入額としては、9月の2兆8382億円を超えて過去最大です。
政府・日銀は今月21日深夜から22日の未明にかけて円がドルに対して32年ぶりの安値となる151円台後半まで急落したことを受け、ドルを売って円を買う市場介入に踏み切りましたが、この額が一回の介入としては過去最大の5兆5000億円規模だったという観測が出ていました。
また、24日にもおよそ1兆円規模の円買い介入を行ったとの推計が出ています。
政府・日銀は今後もさらなる介入を辞さない構えですが、市場関係者からは単独での介入では、効果は長続きしないと懐疑的な見方も出ています。