“朝からガッツリ”食べたい! カレー店や喫茶店に続々来店 朝から「うな重」という人も
11日、取材したのは朝からガッツリ食べたいという人たちです。新宿駅直結のカレー店では、開店からお客さんが続々来店。足立区の喫茶店では“朝からガッツリ”のモーニングプレートを販売。なぜ朝からたくさん食べるのか、その理由を探ってみました。
店員
「おはようございます」
11日午前6時、店には早朝から働くスタッフたちの姿がありました。
店員
「朝ちょっとバタバタしているもんで」
こちらは東京・新宿駅の地下にあるカレー店。朝7時の開店を前に料理の仕込みで大忙しな様子です。
店員
「私でもだいたい4時に起きています」
――毎朝そんな感じ?
店員
「そうですね、(午前)4時」
「3秒前…2秒前…オープンしまーす!!」
かけ声とともにシャッターが開き、待ち構えていたかのようにさっそくお客さんが入店。スーツ姿で朝からカレーをほおばります。
午前7時ごろ来店 お客さん(60代)
「ちゃんと食べないと仕事ができません」
開店から10分もたたないうちに続々とお客さんがやってきました。
午前7時ごろ来店 お客さん(30代)
「朝からガッツリ食べたいんで、出勤前に寄って食べていこうかなって」
「朝からガッツリ食べたい」との声。
午前7時ごろ来店 お客さん(50代)
「スパイシーなので目が覚めます」
駅直結ということもあって、出勤前の“働く人たち”や、トッピング盛り盛りの大盛りカレーを食べる女性に、朝7時半から大きなカツがのったカツカレーを食べる外国人の姿もありました。
アメリカ出身の人
「ロースカツカレー。デリシャス!」
――なぜ朝にカレー食べるの?
アメリカ出身の人
「いい質問だねぇ、朝カレーがスパイスになるんです。体が動くスパイスになります」
カレーハウス11イマサ 青木国彰取締役
「朝はだいたい11時までの時間帯までで、100人くらいのお客さまにご来店いただいています」
モーニングの時間帯だけで100人ほどが食べに来るといいます。
街で聞いてみても、“朝からガッツリ”を求める人が…
50代
「きょうは朝からうなぎ、うな重食べました。二日酔いのときはほぼうな重です」
なぜ、朝からガッツリを求めるのか。
50代
「ちょっと弱っているので元気づけたくて、週に2~3回はガッツリいきます。ガッツリいくとパワーがみなぎってガンガン仕事がはかどります」
40代
「たまにですけど、豚丼とかガッツリ系。元気にやんなきゃいけないときにガッツリ食べないといけないな。体力持たないですよね、集中力持たない」
東京・足立区の喫茶店「ピノキオ足立佐野店」でも、朝からガッツリ食べられるメニューがありました。レタスを盛り付けた皿にはナポリタン。そこにゆでたまご、ソーセージ。そして、ジャムを塗ったトースト。
店員
「はい、のせます。これもここにのせます」
さらにホットドッグ。最後にモンブランクリームのパンケーキを盛り付けて完成です。
“朝からガッツリ”のモーニングプレートを販売したそのワケは…
フジオフードグループ本社 加藤学さん
「来店するお客さまに要望を聞く過程で、『朝からガッツリ食べたい』一定数いらっしゃることに気づきまして」
コロナ禍でディナータイムの売り上げが落ち、朝の時間帯に力を入れようと始めたメニューだといいます。
朝8時ごろ食べに来たお客さんは、この量を目の前にし…
お客さん(40代)
「ボリューミーやな、思った以上に。お昼ごはんいらない。パン2個あるもんな。スパゲティの量もすごいな。まだまだ先は長い…」
毎朝しっかり食べるというこちらのご夫婦も…
お客さん(70代)
「朝食しっかりしないと、お昼は多少軽くても(朝は)しっかり食べた方がいい。朝食べないとなんとなく活気が出ないよね」
こちらボリュームのあるプレートですが、毎日約10人に1人が注文し完食していくということです。