景気判断「緩やかに持ち直している」 コロナ感染拡大後、初の表現 7月月例経済報告
政府は7月の月例経済報告で、景気判断を「緩やかに持ち直している」と上向きに修正しました。この表現となるのは新型コロナ感染拡大後、初めてです。
7月の月例経済報告は、景気の判断について「景気は緩やかに持ち直している」として、3か月ぶりに上向きに修正しました。経済活動の改善をうけてこの表現が使われるのは、新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、初めてです。
外食や旅行などの個人消費の持ち直しが続いていることや、雇用情勢の改善が主な要因です。
山際経済再生相「先行きについては感染対策に万全を期し、経済社会活動の正常化が進む中で、景気は持ち直していくことが期待されます」
景気の先行きについては不安要素もあり、世界的に金融引き締めの動きが強まっていることから、金融資本市場の変動や原材料価格の上昇などを注視する必要があるとしています。