ハンバーガーも無料 海老名SAに電気自動車オーナー専用ラウンジ
高速道路のサービスエリアに、電気自動車オーナー向けの特別なラウンジが期間限定でオープンします。どのようなサービスが提供されるのか、開設する狙いは何かを取材しました。
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ラウンジ利用者が無料で食べられる国産牛のパティにリンゴのソース、セロリを挟んだハンバーガー。このハンバーガーが食べられるのは、東名高速道路下りの、海老名サービスエリアだけです。
高速道路のサービスエリアに、期間限定でオープンする電気自動車オーナー専用のラウンジ。充電までに時間のかかる、電気自動車の待ち時間に活用してもらいたいといいます。
日産自動車マーケティング本部 増田泰久副本部長
「少し(購入など)検討されているお客様にも、EVを選ぶ背中を押す役割を担いたい」
日本の去年の電気自動車の販売台数は、全体のおよそ0.5%。一方、イギリスはおよそ12%で、日本の電気自動車の普及は進んでいません。「脱炭素」の意識が各国で高まる中、普及を進めたい考えです。
環境を意識したこのラウンジの取り組みはほかにもあります。イスや机などの家具は、リサイクルが可能な段ボールで作られ、利用者が無料で食べられるハンバーガーにも秘密がありました。
増田副本部長
「気候変動の影響によって、今後とれなくなる可能性のある食材を使っています」
トマトやリンゴも、このまま気候変動が続けば、いつか食べられなくなる可能性があるため、「身近な環境問題」として知ってもらいたいというのです。
電気自動車であれば、全てのメーカーや、カーシェアなどのドライバーも利用可能で、17日から3月16日まで営業するということです。