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元農水相起訴“当時の政策決定”検証開始

2021年2月3日 21:44
元農水相起訴“当時の政策決定”検証開始

吉川元農水相が在宅起訴されたことを受け、農林水産省は当時の政策決定が公正だったか検証を開始しました。

吉川元農水相はアキタフーズの元代表から現金500万円の賄賂を受け取った罪に問われています。

東京地検特捜部などによりますと、吉川元農水相は家畜を飼育する際の国際機関の基準案に、農水省として反対意見を取りまとめるよう要望されたほか、政府系の金融機関が養鶏業者に融資する際の条件を甘くするよう要望されたということです。

 野上農水相「国民に疑念が持たれることがないように、養鶏・鶏卵行政について幅広く十分な調査と検証を行いその結果の取りまとめをお願いしたい」

農林水産省は飼育基準の策定にあたっては有識者などの意見を聞いたり養鶏業者への融資の条件を甘くしたりするなどの変更はしていないとしていますが、3日から始まった委員会では第三者による検証が行われ、当時の政策決定の過程が公正だったか調査するとしています。