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ガソリン↑続き…銭湯やクリーニング店悲鳴

2021年3月26日 18:03
ガソリン↑続き…銭湯やクリーニング店悲鳴

今、私たちの生活に欠かせない「あるもの」の値段が上がっています。それはガソリンです。ガソリンの小売価格は、去年11月から17週連続で値上がりしていて、さまざまなところに影響が出ています。

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東京・渋谷区。こだわりの唐揚げが人気のこちらのお店。ランチ時に街中でよく見かけるようになったキッチンカーで営業しています。しかし今、頭を悩ませているのが…

スマイルデリ・川崎将太さん「ガソリン代けっこう高くなってきてて、やっぱりちょっと痛いですよね」「絶対、移動がつくので、荷物も重いので、その分、燃費も悪くなるので」

悲痛な声が――。それは、都内にあるガソリンスタンドの利用者からも。

「今日一日(家族を)どこか連れて行こうかなと思ったけど、(遊びに)何回も行けないですね」

石油情報センターによりますと、レギュラーガソリンの小売価格は全国平均で去年11月16日には1リットルあたり132.5円でしたが、それから値段は上がり続け、22日には149.7円に。17週連続の値上がりは、これまでの調査で最長だといいます。

シンエネ八幡山SS・佐藤大所長「今コロナで電車乗りづらいとか、いろいろあると思うんですけど。その中でガソリン代高くなるといろいろ負担になると思うので、この辺で止まってほしい」

値上げの背景には、OPEC=石油輸出国機構の加盟国などからの供給量減少や新型コロナのワクチン普及により需要が戻る、という期待感から生じた原油価格の高騰もあげられます。

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その影響はこんなところにも。広い浴槽にたっぷりのお湯。疲れを癒やす町の銭湯です。

第二宝湯店主・伊藤徳司さん「燃料費ですね。ここ2か月くらい本当に厳しいということで、(販売店から)値上げ要請があった」

お湯を沸かすために必要な重油の値段が1割から2割上昇したといいます。さらに、コロナ禍で高齢者が外出を控えたため客数も減ったといいます。

第二宝湯店主・伊藤徳司さん「我々、浴場にとってはダブルパンチというのは間違いない」

経営努力を続けることで乗り切る予定だということです。

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避けられない経営へのダメージ。東京・品川区にある「コバヤシランドリー」では――。

小林ランドリー工場 代表取締役・小林史明さん「洗うところから始まって、ハンガーやほこりよけのポリプロピレン袋、お持ち帰り袋、これみな原料は石油なので」

クリーニング店の必需品が今後値上がりする可能性があるといいます。さらに、配送は無料で行っているため、上昇するガソリン代は経営を圧迫します。

小林ランドリー工場 代表取締役・小林史明さん「苦しい中でどれだけ知恵を絞ってやりくりするしかないのかな」

ガソリンの小売価格は来週は少し下がる見通しだということですが、その後については予測が難しいということです。