第一生命元社員2人 不正に顧客の金銭取得
生命保険大手の第一生命保険は、営業担当の元社員が顧客から不正に金銭を取得していた事案が、新たに2件判明したと発表しました。
この2件は、第一生命の元社員による顧客からの不正な金銭取得が相次いで明らかになったことを受け、調査を進める中で発覚したものです。
長野県と北海道の営業担当の元社員の2人が、11人の顧客から合わせて、およそ5500万円を不正に取得していたということです。
長野県の事案では、70代の元女性社員が、「金銭的な優遇制度がある」などと架空の話を持ちかけ、顧客8人から計4836万円を不正に取得していました。
また北海道の事案では、60代の元女性社員が、顧客3人から実際には保険加入手続きを行わず、初回保険料と偽るなどし、計654万円を不正に得ていました。
第一生命は、「多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くおわび申し上げます」とコメントしています。