オードリー・タン氏 経営者などと意見交換
台湾のデジタル担当大臣オードリー・タン氏は、デジタルを用いた感染対策について、“新しいものを導入するのは時間がかかるため、すでにあるものを利用すべきだ”との認識を示しました。
台湾では、新型コロナによる死者が11人にとどまっています。
台湾のコロナ対策で中心的な役割を担うオードリー・タンデジタル担当大臣は日本とオンラインで結ばれた意見交換会で、ITや製薬関連に勤める人たちからの質問に答えました。
アプリなどを活用した感染対策について、新しいものを導入するのは時間がかかるため、すでにあるものを利用して早く行うことが大事だとの認識を示しました。台湾でも人々が慣れ親しんでいるアプリを活用して、開発を素早く進めたとしています。
また、日本の接触確認アプリ「COCOA」が、十分機能していないことについては、全国民がワクチン接種を受けてゆっくりできる状況になったら、何が間違っていたのかを見直し、年に1回は訓練をすべきだと述べました。
タン氏はすでにワクチンを1回接種したということで、2回目の接種をしたら日本に行きたいと語っています。