日産、スバル決算発表 半導体不足が影響
世界的な半導体不足を受けて、国内の自動車メーカーの業績にも影響がでています。
日産自動車は2020年4月からの1年間の決算について、売上高が前の年に比べて2割少ない7兆8625億円となり、最終損益が4486億円の赤字だったと発表しました。
赤字の原因について、コロナ禍での販売台数の減少に加えて、半導体不足や部品に使われるレアメタルの価格の高騰が影響したということです。
また、今年度の業績の見通しについては、半導体不足によるおよそ25万台程度の減産やレアメタルの価格高騰のリスクを考えて、本業のもうけを示す営業利益はプラスマイナス0と予想しています。
一方、SUBARUも1年間の決算を発表しました。半導体不足による影響により、営業利益は前の年に比べておよそ半分の1024億円になりました。ただし、半導体不足による影響は2021年度の前半までと見込んでおり、今年度の営業利益の予想は2019年度と同程度の2000億円としています。