ルネサス火災…自動車メーカー影響確認急ぐ
半導体メーカー大手のルネサスエレクトロニクスの工場で火災が起きたことから、一部の自動車向け半導体の生産ができなくなっています。自動車メーカーは、生産への影響について確認を急いでいます。
ルネサスエレクトロニクスでは、先週19日未明に茨城県の那珂工場で5時間半にわたり火災が起きました。この火災で工場の製造装置11台が焼損し、ルネサスは自動車用の半導体の一部が生産ができなくなっています。
現地には、取引のある自動車メーカーなどの社員が火災の当日から派遣され、復旧作業を支援していて、ルネサスでは1か月後の製造再開を目標としています。
世界的な半導体不足のなか、自動車用の半導体でトップシェアを誇るルネサスの生産中止が長期化すれば自動車生産にも大きな影響が出る可能性があります。
ルネサスの一部生産停止を受け大手自動車メーカー各社は、自動車製造への影響の調査を急いでいて、他から調達できないかなども探っているということです。
写真提供:ルネサスエレクトロニクス