トヨタグループの大手部品メーカー「デンソー」が身代金要求型のサイバー攻撃を受けました。企業を狙うサイバーアタックが多発しています。

デンソーは今月10日、ドイツの拠点で第三者からの不正アクセスを確認しました。

情報セキュリティー会社の三井物産セキュアディレクションによりますと、「Pandora」と名乗るサイバー犯罪集団がデンソーの発注書やメールなど15万件以上の情報を盗み取り、身代金を要求しているということです。

データの流出の有無などは調査中ですが、部品の受注や出荷に影響はなく、事業活動を継続していて、トヨタの生産への影響も出ていません。

トヨタをめぐっては先月、別の取引先もサイバー攻撃を受け、一時、国内工場全てを停止する事態となっていました。