“穴が開いた靴下”捨てますか? 直してはきますか? 値上げの波で高まる“節約志向”
16日に発売された「iPhone14」も大幅な値上がりとなるなど、値上げが相次いでいます。節約志向が高まる中、傷んだ衣類を直して使う動きもあります。街で、靴下に穴があいた時、どうするのか聞きました。
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16日朝、「Appleストア表参道店」には、開店前から行列ができていました。発売されたのは「iPhone14」です。日本では円安の影響を受け、一番高い機種では、前の「iPhone13」の発売時より4万5000円の値上がりです(iPhone14 ProMax(1TB)23万9800円)。
円安などの影響で、生活に関わるあらゆるモノが値上がりする中、街の人が気にしていたのは――
20代
「なるべく、安いスーパーとかを選んで買い物」
今、“節約志向”が高まっています。今年の夏に行われたアンケートでも、円安や値上げで今後の家計に不安を感じ行動した人の約4割が、「節約を始めた」と答えています。(株式会社400F「お金の健康診断調べ」調査期間:7月5日~10日)
節約にはもってこいの“100円ショップ”では――
ワッツ東日本販売 スーパーバイザーリーダー 七戸宏好さん
「販売拡大したハンドメイドコーナーです」
ソーイングセットやゴムひもといった、手芸品のコーナーが人気になっているといいます。
ワッツ東日本販売 スーパーバイザーリーダー 七戸宏好さん
「家庭の中での“捨てない・もったいない”という部分での(衣料品の)補修であったり、(ハンドメイドコーナーの)販売数は前年同月比で、130%以上で推移しておりまして、好調な結果となっています」
衣料品に穴があいても新品を買うのではなく、縫い直すなどして再利用する人が増えているというのです。
靴下に穴があくのを防いだり、補修したりする商品を購入した人に、使い方を自宅で見せてもらいました。カットしたシートを靴下の内側の穴が開きやすい部分にのせ、アイロンの熱で接着させます。
主婦(40代)
「くっつきました。細かいことで工夫していけば、節約になると思いますね」
節約志向が高まる中、“穴が開いた靴下をどうするのか”、街の人に聞いてみました。
20代
「やぶけたら残念、さよならしてます」
“捨てる派”の2人組の男性。ただ、一方の男性は、捨てる前にある活用をしているといいます。
20代
「掃除とかで(キッチンの)シンクのところ。捨てるのがもったいないので使おうかなって感じで」
ただ捨てるだけでは、“もったいない”と、キッチンのシンク汚れを落としたり、窓などを掃除したりするのに、使い回すという人もいました。
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穴があいても無料で交換できる靴下専門店もあります。
グレン・クライド 橋本満さん
「実は素材に一番特徴がありまして、アメリカだと軍隊で使ったりとか、防弾チョッキの素材に使ったりとか」
防弾チョッキに使われている糸と、同じ耐久性のある糸を使用。特殊な編み方をしているため、摩擦に強いにもかかわらず、履き心地はやわらかいといいます。
「永久交換保証」のサービスを打ち出せるのは、穴があかない自信のあらわれだということです(穴が開いた場合新品と交換)。