新幹線の公衆電話終了へ 携帯電話が普及
56年前に始まった新幹線の公衆電話は、これまですべての新幹線に設置されていましたが、JR5社は、30日で、そのサービスを終了します。
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29日、利用客に聞くと─。
「携帯を持っていないときは、実家が秋田で(車内の公衆電話で) 連絡をとった記憶があります」
「仕事上のトラブルとかで長い時間話さないといけない(場合に)、途切れずにしゃべれた。便利でしたけど、携帯持ってからはほぼ使わないですよね」
新幹線の公衆電話は、東海道新幹線が開業した翌年の1965年にスタートしました。ビジネスや緊急時の連絡などに使われてきましたが、携帯電話の普及で利用者が減少していました。
去年12月には、トンネル内でもすべての区間で携帯電話がつながるようになり、さらに利用者が減っていました。
JR東日本・サービス品質改革部 木村雄佑副課長「1列車あたり0.1回程度のご利用になっています。(利用者が)相当減ってしまいましたので、今回の公衆電話の撤去に至った」
携帯電話の普及によって、新幹線車内の文字ニュースも取りやめるなど、サービスの見直しが続いています。