外為市場で円高進む 一時1ドル=144円台まで上昇 約3か月ぶり
7日、外国為替市場で円高が進み、円相場はおよそ3か月ぶりに一時1ドル=144円台まで上昇しました。
外国為替市場で円相場は、一時1ドル=147円台前半から3円ほど円高に進み、今年9月以来、およそ3か月ぶりに1ドル=144円台半ばまで上昇しました。
日本の長期金利が上昇したことから、アメリカと日本の金利差の縮小が意識され、ドルを売って円を買う動きが強まりました。
また、日銀の植田総裁は7日、国会で「年末から来年にかけて、一段とチャレンジングな状況になる」などと述べ、その後、岸田総理大臣と経済・金融情勢について意見交換しました。
市場では、こうした植田総裁の言動から、日銀が早期に政策の修正に踏み切るのではないかとの観測が広がったことも一因と指摘する声もあります。